Poppin（ポッピン、ポップダンス）は個性的で力強い動きが特徴のストリートダンスであり、その魅力を引き出すためには、独自のテクニックの向上が大切です。
ここでは、初心者に向けて、効果的にPoppinのテクニックを上達させるためのポイントを4つ紹介します。
基本のアイソレーションを徹底的に練習する
Poppin ダンスの基礎となるアイソレーションは、各部分の体を独立して動かす技術です。どんなダンスでもアイソレーションは大事になりますが、特にPoppinらしさを生み出すためには「体の一部を固定する」ことが必須のため、アイソレーションの重要度が非常に高くなります。
さらに、Poppinには動きの不思議さが特徴の1つでもあるため、体の一部を固定するだけでなく「体を一定の速度で動かす」ことも重要になります。これが、Poppinらしいアイソレーションの練習になるでしょう。
アイソレーションのスムーズさはダンス全体のクオリティに直結します。初心者の方は鏡を使って動きを確認し、正確さを意識しながら練習を続けていくと良いでしょう。
たとえば「8カウントで肩関節を前方に90°動かす」や「4カウントで上半身を45°曲げる」など、正確かつ速度（動きのリズム)を結合めて練習することが大切になります。
ポップ（ヒット）の強弱を意識する
Poppin で重要なのは「ポップ」や「ヒット」と呼ばれる筋肉の収縮による独特のダンスのリズムを作り出すことです。しかし、すべてのポップを強くするのではなく、音楽のリズムに合わせて強弱をつけることで、より深みのあるダンスになります。脱力した状態から一気に筋肉を収縮させるイメージを意識することでポップは強くなりますが、その力の入れ方をコントロールすることで表現の幅がグンと広がります。
曲によって、スネアの音の強さは変わります。一般的にポップはスネアの音に合わせることが多い中で、しっかりと音楽の強弱をポップ（ヒット）で表現できるように練習していくとポップのテクニックが向上します。
もちろん、体の中のたくさんの部位でポップできるようにしていくことも大切です。
ダンスのテンポに合わせたリズムトレーニング
Poppinはリズムに合わせたポップやヒットの表現力が求められるダンスです。リズムに乗るためのトレーニングとして、音楽に合わせて特定のパート（たとえば腕や肩）だけをリズムよくポップする（ヒットを打つ）練習が大切になります。
また、速いテンポと遅いテンポで動きを切り替えることで、リズム感がさらに鍛えられるでしょう。
さらには、いわゆる「遅取り」や「ジャスト取り」などがコントロールできるようにリズムとポップ・ヒットを合わせていくように練習すると良いです。
動画を活用して自己分析を行う
自分のダンスを動画で確認することは、自らの改善点を見つけるための非常に重要な手段になります。
スマートフォンで自分のダンスを撮影し、何度も自分自身の動きを確認・比較することで、どの部分が不足しているかが分かりやすくなります。さらに、他のPoppinダンサーの動画を参考にし、さまざまなスタイルや技を確認しつつ、自分の動きを再確認することも良いかもしれません。
まとめ
Poppinダンスのテクニックを向上させるためには、日々の地道な努力と効果的な練習方法が必要です。アイソレーション、ポップの強弱、リズムトレーニング、そして自己分析を取り入れて練習を積み重ねていけば、確実に上達していくでしょう。初心者でも取り組みやすい方法を紹介したので、ぜひ毎日の練習に活用してみてください。
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